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知っているようで知らない?!契約の基本とは?

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契約とは?

「契約」「約束」ともに相手との取り決めですが、法律上の責任を負うか負わないかが違います。
例えば、家族で遊園地に行く約束を守れなかった場合、お子さん達をがっかりさせることになりますが、単なる約束なので、契約違反として損害賠償を求められることはありません。

しかし、お金を借りる「消費貸借契約」をした場合、返済しなければ相手から督促を受け裁判に訴えられることがあります。
つまり契約とは、法律的な拘束力が生じる約束の事です。
契約は、当事者間の自由な意思によって行われることが原則です。
これを民法では『私的自治の原則』と言い、4つの自由があります。

  1. 契約を結ぶかどうかの自由。
  2. 契約を誰と結ぶかの自由。
  3. どのような契約をどのような条件で結ぶかの自由。
  4. 契約の形式は、口頭でも書面でもよい自由。

ただし、いくら自由だと言っても、公序良俗(社会の一般的道徳観念に適合すること)に反する契約は論外です。
契約は、当事者間の自由な意思によって行われると説明しましたが、契約が成立するための条件は何か、これは申込みと承諾です。

例えば、家電量販店へ行き「○○掃除機をください」と申し込み、店員が『3万円です。これでよろしいですか。ありがとうございます。』と承諾すれば契約は成立します。
電車に乗る場合は、もっと簡単です。切符を買うことで、電車に乗るという契約が成立します。

契約をひとことで言えば、法的な責任を伴う、当事者間の約束なのです。ですから、申込みと承諾があれば口頭でも成立するのです。
契約書にサインしていなくても、印鑑を押していなくても契約は成立します。
ただし、法律で契約書の作成交付を義務付けている契約もあります。これについては次回以降で説明します。


契約は簡単にやめられるか?

契約をしたものの、気が変わった、これは欲しくなかった等、やめたい理由は様々ですよね。
どうしたらやめられるのか。それは契約が成立した時と同じです。双方の同意、つまりやめたいとの申し出に対して、承諾してもらう事です。
自分勝手にやめた!とは言えないのです。

岐阜市消費生活センターへこのような相談がありました。
「母親の誕生日にブラウスを贈ろうと思い、婦人服のお店に出向き、母のサイズのブラウスを選んで贈った。ところが母が着たらサイズが合わない。お店に返品したいと申し出たところ、断られて、困った」

ブラウスを選んで購入したことで、契約は成立しています。返品は、お店が解約を承諾しなければできません。つまり、返品する可能性がある場合は、購入する前に、返品できるか、または交換は可能かを確認すべきでした。

またこんな相談もありました。

「SNSでダイエットサプリを見つけた。4回購入が条件の定期購入だったが、安かったので購入した。1回目のサプリが届き、それを飲んだところ体調が悪くなった。これ以上飲むことができないので、2回目のサプリが届いた時点で受け取り拒否した。ところが、事業者から受け取り拒否され戻ってきた。」

この場合、相談者はどのように対応したらよかったのでしょうか。今回も契約は成立しているので、一方的な受け取り拒否つまり解約は認められないのです。
サプリを飲むことで体調が悪くなり、これ以上購入できないことを事業者に伝え、診断書が必要なら診察を受けるなど、事業者に解約を承諾させなければなりません。

今回は、基本的な契約の考え方についてお話ししました。ご質問があればお知らせください。
次回は、契約についてもう少し詳しく説明したいと思います。

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